2017年 01月 30日
からすみ餅と燗酒 |
寒いから燗酒にしているワケではなく、
我が家年中、燗酒もいただきます。
週末、ちょっとしたアテを探して冷蔵庫を開けたら、
イタリアから買ってきたカラスミと目がパチン!と合った。
もうそれが「お願いです、食べてください!」って訴えかけているようにも思ったので、
開けることにしました^^
こんな風に食べ物の声が聞こえるような瞬間って、たまにある。(もちろん、気がするだけで聞こえてはこないけれど)
そんな時はだいたい食べ頃だったり飲み頃だったりするものだから、
そういう感覚は信じることにしています。
早速、パントリーから鍋もの用のしゃぶしゃぶ餅を取り出し、鉄製フライパンで焼きます。
香ばしく焼けたお餅に、薄く切ったカラスミをのせてお餅でサンド。
からすみ餅
それがまたいい感じでした♪♪
そもそも、お餅とお酒はよく合うから、これは間違いなしです。
次女はお餅が苦手だから、しばらくお皿に手を伸ばさないことをシメシメと思っていた矢先、
意外にも「一口食べてみたい!」との申し出が。しぶしぶ一口あげてみる。
だまって、4回ほどモグモグしたと思ったら目がキラリ👀✨イヤな予感的中!
「何これ!何何何??美味しい!」とたいそう慌ている。
結局彼女は残っていたからすみ餅を二つとも食べてしまいましたとさ。
幼い頃、食卓にからすみなんて上ると、
あの飴色に輝く小さな物体からはオーラが放たれ、
なにやら神々しい雰囲気まで漂っちゃう。
両親は晩酌しながらも、うやうやしげに
それをゆっくり薄く切ってはちょびちょび食べていた。
これは子供の食べ物ではない、食べたら鼻血がでるぞ的な
暗黙の了解のようなものがこちらにもあったような気がするんだけれど(´・_・`)
言葉で伝えなくても、醸し出す雰囲気っていうのも深く記憶に残るもの。
そこが甘かったか・・・
もうちょっと、なんていうか、、、物事の機微を斟酌できる子になるよう、
こちらも作戦ねらねば・・・などと反省しつつもう一杯。
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by kenken22m
| 2017-01-30 09:26
| おうちのごはん